これ超絶面白い!!昨年3月にRIDDIM CHANGO からリリースされた傑作、Seekersinternational & Juwanstockton のKintsugi Soul Steppers。コラージュダブ&ソウルフルなチルホップな雰囲気は今までにない新しい感覚とグルーヴを教えてくれた目から鱗の一枚として僕的ベストヒット2024のチャートにランク。そんな彼らがあの続編的なミックスCD をリリース。え??CD??今の時代ならテープでリリースだろって思ったけど聴いて納得。この内容は間違いなくCD だ。もうこの時点でセンスいいなーって。この人たちの頭の中っていったいどうなっているんだろう。奇才?いやいや、そんな表現じゃ足らないくらい。詳しくはNoolio くんによる素晴らしい解説を。言いたいことは全て言ってくれた。まさにこの通りなのです。このグルーヴ感覚はここだけのもの。この気持ち良さ、そしてユーモアも。聴けば聴くほどハマっていく沼ミックス。ネオンライトがキラキラと眩しく光るサイケデリック具合にバブルの幻想を見つつ。凝り固まった固定観念をまたもやぶち壊してくれる強烈な一枚。
2024年のビッグ・リリースの1つ〈Riddim Chango〉からのseekersinternational & juwanstockton「Kintsugi Soul Steppers」の続編とも言えるスピンオフ的作品がMIXCDとしてリリース!
サンプリング〜カットアップ&エディットで魅せる独創的ダブ表現、曲間がシームレスに繋がったミックステープ的感覚のアルバム構成など、SKRSの場合は作品とMIXの境目が曖昧だが、今作もオリジナル作品と肩を並べる傑作に仕上がっている。
アダルトに濡れたシルキーな80s Soul~Slow JamやLovers Rock、Screwedしたシティポップをカットアップ&コラージュ・エディットしたサイケデリック・メロウなLO-FI異形ダブ〜トリッピー近未来ソウル・ワールド。そして、繋ぎ目を隠すのではなく目立たせる「金継ぎ」の役割を務めるのは80年代日本のトレンディドラマ?の日本語セリフ。これを多用しカットアップ&曲間にコラージュしていくことで断片的な記憶/情景を繋ぎ合わせ、音楽と共に新たなストーリーに仕立てあげる様は、まさしく金継ぎによって新たな模様が加えられ唯一無二の特別な作品が生まれるがごとくであり、「Kintsugi Soul Steppers」にも見られた80年代、きらびやかなジャパン/トーキョーへのノスタルジックな眼差しなどvaporwave感は増幅されつつも不思議と”照れずに”聴けるのは彼らのベースにあるレゲエ/ダブ感覚とセンスの良さゆえだろうか。SKRS流に「われたこころにきんつぎ」を施すことによって、どこにもなかった過去(ありえなかった未来?)への幻想を掻き立てるSF的世界観をフレッシュに煌めかせていて、何度でもずっと聴いていたくなる。
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