最早その存在は伝説級。2000年代初頭に大阪を拠点に活動していたバンド、Bush Of Ghosts が2001年にリリースした1stアルバムがなんとLP 化!!
私、一度だけこのバンドのライブを観たことがあるんですがあの時の衝撃は忘れられません。場所は確か下北沢の251 だったかと。レゲエ、ダブをベイスにアフロ、クンビアそしてラガマフィンをミックス。レゲエだけでない「それプラスアルファ」はまさに当時自分が探していた新しさに溢れた音だった。初体験のBUNBUN THE MC のトゥースティングのヤバさも強烈で「なんじゃこりゃ」の連続。貴重な体験として僕に大きな音楽トラウマを刻んだ。そんな関西、いや2000年代の日本のレゲエ/ダブ最重要バンド、Bush Of Ghosts の1stアルバムが発売から20年以上の時を経てLP 化される。大阪人のアイデンティティと個性にユーモアが他にはないレゲエを創造した瞬間。あの時のギラギラなエネルギーは今なお爆発中。それをぜひ確認してほしい。今こうして改めて聴き直し時系列と照らし合わせてみると、思えばこれはある意味当時バルセロナを中心に起きたムーブメント、メスティーソ(混血音楽) ともリンクする世界同時多発的なミクスチャ音楽ムーブメントの大阪からの返答、と言えるのではないかと。一歩も二歩も先を行っていた大名作は間違いなく日本のストリート音楽史に名を残す一枚。祝復活。
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