2000年から活動を開始したアルゼンチンのオーセンティック・スカ・バンド、Dancing Mood (ダンシング・ムード)。彼らが2001年にリリースした1stアルバムがな、な、なんと！LP化！！17年の時を経て今また蘇ったのだ。しかしこのアルバム、本当にいい作品。改めて針を落としてそう思う。丁寧で暖かみのある演奏に自然と体が軽くなる。スカ・タライツにプリンス・バスター、リコ・ロドリゲスにトゥーツ＆ザ・メイタルズと言ったジャマイカン・レジェンドにカーペンターズのカヴァー。また迎えたヴォーカリストの人選も、カーペンターズにはミミ・マウラ、プリンス・バスターにはフィデル (ex MANO NEGRA) とこれ以上ないナイスなチョイス。空気や水、そのくらい自然と入ってくるこの雰囲気はホームリスニング無限ループ可。もちろん爆音のダンスフロアにもバッチリだ。大袈裟だけどそれくらいの名作。デジタルな音で聴いた時も良かったけどやはりこの手の音はアナログが似合う。まさに「祝アナログ化」ってこういう仕事のことを言うのだろう。
Lado A
Lado B
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