ヴィンテージ・サルサの普及に努めるレーベル「RAREZA MUSIC」。そのラインナップの中でもマニア度マックスなシリーズ「SABROSO GUAGUANCO」の7作目。ウィリー・ロサリオ楽団などでも活躍した歌手チャマコ・リベラ、ラフィ・バル・イ・ラ・ディフェレンテなど、ビッグネームではない演じ手のナンバーが並ぶラインナップに確実にくすぐられるであろうマニア心。ラフでタフそしてワイルドな熱気ある演奏。この層の厚みこそ、バリオの音楽としてサルサが根付いていた証。目を閉じればそこは暑苦しくて息苦しいハーレムの酒場。サウナの様な熱量に貧血寸前。派手で大袈裟、熱いけどクールでスタイリッシュなサルサの魅力を伝える好内容な一枚。
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