フロリダはマイアミから登場したソウルジャズ・トリオ、Fat Produce の最新7インチがヤバイ。Side A はギタリスト、Boogaloo Joe Jones が1970年にリリースしたNo Way のカヴァー。より線を太く荒々しくワイルドに。この曲の持つイメージに新しい絵を追加。そしてSide B。何がやばいってこれですよ、これ。Toots & The Maytals の大名曲、54-46 Was My Number のカヴァー。聴いた瞬間にジャマイカン・ジャズの巨匠、アーネスト・ラングリンがカヴァーしたこの曲が耳に浮かんだ。このアイデア、恐らくですがそれをモチーフにしたのではないでしょうか。トリオ編成ということで音数の少なさが隙間に音を感じ、想像させる。ジャムっぽいフリースタイルな感じはスリリングでフレッシュ。そしてリラックスしたムードが極上に心地よい。少し大人の54-46、みんな大好物でしょ！！

Side A

• 01.No Way

Side B

• 01.54-46