ジンバブエの伝説的なショナ族のムビラ(親指ピアノ)奏者、Ephat Mujuru のが1983年位リリースしたアルバムの再発盤。亡くなった先祖との交信の手段として使われるムビラの達人で霊媒師だった祖父から学び、10歳の頃にはその類まれな才能を既に開花させていたとか。この時代にしか聴けないというシンプルなアコースティックサウンドの音源は、数あるムビラ・アルバムの中でも指折りの傑作と言われている。癒しでしかないムビラの美しいアンサンブルとひょうたん型のパーカッション、ホショで構成されるグルーヴはシンプルながらまるで宇宙のよう壮大さ。まさに「包まれる」という言葉がぴったりだ。「ムビラを演奏すると、二つの世界が一つに溶け合う。祖先の時代と現代の世界だ。」というEphat の言葉にこれ以上ない説得力を感じる。人間の力とそれを増幅させ時空をも越えるムビラという楽器の、スピリチュアルかつプリミティブな融合になんとも表現できない不思議な感覚を覚える。これは凄い!
Side A
Side B
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