2020年代の今や、日本のクラブ・シーンのスタンダードとなりつつあるアマピアノや、Gqom(=ゴム)など南アフリカ発祥のダンス・ミュージックのルーツの一つともいえるゲットー・ダンス・ミュージック、クワイト。そのクワイトが、バブルガムからの発展を受けて、より洗練されたハウスと接近する前夜の緊張感をパッケージしたペニー・ペニーの名盤を、いち早くアマピアノのアーティストなどにも着目していたAwesome Tapes From Africaが復刻!出世作となった1994年の『Shaka Bundu』の熱狂を受けて制作されたという2作目となる1996年リリースの今作は、アパルトヘイト以降の当時の南アフリカの世相を反映した強いメッセージ性が歌詞には込められペニー・ペニーの塩辛いボーカルとフィーメイル・コーラスが心地良く、初期クワイト特有のログドラムが生み出す独特の空間と、シカゴハウスや黎明期のダンスホールをさらに濃厚にしたかのようないなたい不穏さは中毒性抜群。基本的にはBPM100前後をキープしつつ、これぞ初期クワイト!と思わず唸るようなイントロのA-2、メロディアスなエレピが鮮烈なA-1、B-2、B-3など、ウワモノが多彩なので全く飽きがこないままラストを迎える!! SHOCHANG (HIGHLIFE HEAVEN)
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